都市ガスとLPガスの違い(4)クリーン性(CO2排出量が少ない)
LPガスの燃焼時の二酸化炭素排出係数は石炭や石油系燃料に比べて小さく、生産・輸送段階の排出量も含めて評価した場合は、LNGとほぼ同等になります。
日本LPガス協会「LPガスが担う環境への貢献」
2009年11月20日エネルギー記者懇談会資料より抜粋
各燃料の燃焼に伴うCO2排出係数
排出係数 [g-CO2/MJ] |
排出係数 [kg-CO2/単位量] |
|
---|---|---|
石炭 | 90.6 | 2.41(kg) |
原油 | 68.6 | 2.62(L) |
ガソリン | 67.1 | 2.32(L) |
灯油 | 67.8 | 2.49(L) |
A重油 | 69.3 | 2.71(L) |
LPガス | 59.8 | 3.00(kg) |
LNG | 49.5 | 2.08(Nm3) |
都市ガス | 50.6 | 2.08(Nm3) |
※石炭は輸入一般炭
※LPガスはプロパン80%、ブタン20%として算定
(単位熱量当たりの排出係数を原油を1として指数表示)
出典:環境省温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル
生産・輸送段階の排出量も含めた場合(LCA)
排出係数 [g-CO2/Mcal] |
排出係数 [kg-CO2/MJ] |
|
---|---|---|
石炭 | 420.6 | 100.50 |
原油 | 334.1 | 79.81 |
LPガス | 295.4 | 70.56 |
LNG | 299.1 | 71.44 |
都市ガス | 298.7 | 71.35 |
※LCA:ライフサイクルアセスメント
(単位熱量当たりの排出係数を原油を1として指数表示)
出典:2002「厨房・空調・発電用途での温室効果ガス排出量調査」
(財)地球環境産業研究機構(RITE)